去年は*with me?*ツアーでやったこととして取り上げましたが、今年は全22公演あった*Honey bunny*ツアーを通じてやっていたことをまとめます。
*Honey bunny*とは
2024年6月1日~10月29日まで開催していた田村ゆかりさんの全国ツアーです。当初は9月に終わるはずが、体調不良での公演延期や台風接近に伴う延期などで10月まで伸びました。その延期の影響で千葉公演のチケットを取ることが出来たので、初回公演を除き21公演を今年は参加しました。
今回は、日替わり曲にゆかり王国国家やメタうさ姫、Super Special Dayといった盛り上がる曲や懐かしい曲が多く、ツアータイトル的にセトリ定番だろうと思ったHoney Moonも日替わり曲でしたが、初日以降ずっと歌わかなったため、もしかして、Honey Moonは当面聞けないのでは?とツアー中盤までずっと思っていました。(たしか金沢公演で無事に回収)
今回も各公演の出来事はメモ書きをTwitter上にTL非表示で垂れ流しなので、興味があればあさってみてください。
今回のテーマ
今回のツアー発表を受けて、今回のツアーテーマを聖地巡礼に定めてました。前回のツアーで巡れていないところや新たに行きたい場所が出てきたので、各地の聖地と呼ばれる場所を訪れることを第一にスケジュールを考えました。
そこからツアーを回っているうちに、繊維産業や1日JRに乗らないで次の公演場所に行くなどツアー中に新たに発生したテーマがいくつかあります。
聖地巡礼
当初から掲げていた聖地巡礼ですが、福岡公演では、だるまの天ぷら定食に行きました。ここはちはやふるの先生のご実家がやっている天ぷら屋さんという情報を聞き訪れましたが、店内のかべにはちはやふるのキャラクターが描かれた色紙などがありました。天ぷらも博多ならではの出来立てを持ってきてくれるので大変美味しかったです。
あと一応ポートタワーと毎年ポップアップコーナーを作ってくださる左衛門さん
そして京都公演では、滋賀県の近江神宮へ。ここはちはやふるの劇中の舞台として知られています。
境内はいたるところにかるたにちなんだ品がありました。また、日本で初めて時計が置かれた近江大津宮にちなんで水時計も置いてありました。
翌日には、今年無事TVアニメが完結した響けユーフォニアムの聖地である宇治へ。
水戸公演では、前日にパトレイバーを見たあと、聖地巡礼を活気つかせたと言っても過言ではないガルパンの聖地である大洗をレンタルサイクルで巡りました。数年ぶりの大洗でしたが、当時よりもキャラクターの看板が増えているような? ガルパンはいいぞー
新潟・金沢公演では、新潟でいつものようにぽんしゅ館で日本酒を飲み、金沢では隣の富山県へ行き駒田蒸留所へようこそ の舞台となった三郎丸蒸留所へ。アニメで見た光景とお酒の飲み比べが出来て大変良かったです。(クラウドファンディングで募集していた作中に出てきたお酒は今月無事に手元に届きました!)
浜松公演では、過去にゆかりんのバーチャルデートでスフィンクス編に出てきたサハラ砂漠こと中田島砂丘へ。公演後はそのまま豊橋に行きましたが、負けヒロインの聖地でだったようで、街全体にキャラクターが配置されていました。ちょうど放映中の作品でしたが、1話も見たことなかったのでホテルで急遽一気見を始めました。その結果来るときは知らなかった場所が帰るときは、ここ作中で見たと突然の聖地が生えてきました。
延期になった岡山・松山公演ですが、自分は普通に飛行機飛ぶだろうと飛行機も宿もキャンセルせずに現地入りしまして、瀬戸大橋をわたって刀比羅宮へお参りしてきました。
四国に行くならと行きたかった下灘へ。ここはよくJRポスターに使われている駅になりますが、高千穂と並んで一度は行ってみたいと思っていたスポットなので行くことが出来てよかったです。もはや、ゆかりん関係ないですが、この日は浦安公演の日だったので、写真を取ってすぐに浦安へ向けて移動してるんですよね。(今年は距離バグがよく起きていた)
宇都宮のフォトスポット
主にアニメ作品の聖地が主でしたが、作品が地域にあたたかく受け入れられ愛さているのを感じることができました。
この他にもいくつか聖地に行く予定があったのですが、仕事のスケジュールで直接会場入になったり、天候の関係で過去3回も行けていないスポットもあったりすので、来年こそは行ってみたいなー
繊維産業
八王子公演の物販で時間を潰すときに、同じ建物内に八王子の歴史コーナーが有り、その中を見ると八王子は元々桑都と呼ばれるぐらい蚕の養殖が盛んで、その餌となる桑の栽培も行っていた歴史が書いてありました。
そこから自分のツアーが始まった名古屋公演で、トヨタ自動車の聖地を巡るということで、トヨタ産業技術記念館に行きました。この中で、トヨタの祖業である自動織り機の解説や綿糸の作り方を見てきました。
次に世界遺産となった富岡製糸場へ、ここも社会科の教科書ではまず取り上げられる聖地なので行きましたが、製糸工場なので、繊維とつながります。また、八王子の絹を取り扱っていたそうです。(JR八高線の歴史を考えれば当たり前なのですが、工場の解説を読んでていて気づきました)
写真は取れませんでしたが、絹糸の採取実演や当時のエンジン始動による動力観察、トラス構造によるレンガ造りの建物など、大変楽しめました。(刺さっている箇所がおかしい)
桑の栽培と蚕の養殖、そして蚕の糸から絹糸を作るところや綿からの糸を作る機械、糸から織物を作る機械と繊維産業の歴史と製品化の流れを横串で見れたので良い学びとなりました。
災害復興
今回のたまたま巡っているときに気づいたのですが、災害で被災した地域を通ることが多かったので、テーマの一つとして取り上げました。
福島
前回の仙台公演の帰り時刻表を見てたら、在来線で品川行きという表記を見つけ、ここから品川まで行けることに気づいたのがことの発端です。常磐線が全線復旧したので、品川ー仙台間を特急列車で行くことが出来るようになりました。そのため、今回は始発から終点まで乗り尽くす旅をしようと。
そのなかで、途中福島県を通りますが、原発事故周辺や津波の被災地を通ることになります。震災後、福島の沿岸部に行くのは初めてで、未だに被災地の爪痕所々残っていたりしましたが、着実に復興が進んでいるのを見ることが出来ました。
熊本
こちらも同じく震災によって甚大な被害を受けた地域になります。前回熊本に来たのはAFTのときなので2021年になります。当時も石垣の一部が崩落していたり、城の復旧作業で中に入ることができなかったのですが、今年は修繕作業がある程度進み、熊本城内部に入ることが出来たり、前回崩落していた箇所が直っていたりと復興が進んでいることを見ることが出来ました。
神戸
神戸は阪神淡路大震災の被災地でした。震災から30年近く立ち、街の復興も相当進み震災の面影はほぼ見えない場所なのですが、街を歩いているとメモリアルパークを見つけました。展示パネルや当時の震災の場所をそのまま残している場所になります。震災を風化させずに次の世代に残していく。その大切さを感じることが出来ました。
金沢
今年1月に発生した能登半島地震で金沢地区も被害を受けた地区の一つです。特に震災直後は観光客が大幅に減りましたが、北陸応援割などの施策を元に、8月に行ったときはだいぶ観光客の足並みが戻っているように見えました。武家屋敷や金沢城を散策しましたが、きれいな街並み、景色を見ることが出来ました。一番被害の大きかった能登半島側は復旧工事が行われていますが、他被災地が復興したように、平穏な日々にいち早く戻れることを願っております。
その他
1日JRを使わないで移動する
企画としてJRを使わないでツアー会場まで移動するというのをやりました。これも元の発端は、名古屋-大阪間は新幹線だけでなく特急ひのとりが走っており、それに乗ってみたいというのが始まりです。
今回、浜松公演→大阪公演と連日で公演するスケジュールだったので、ここでひのとりを乗ろうと思うわけですが、浜松はホテルが高いのでもう少し名古屋側に出てホテル代を浮かせようとしたところ、豊橋がちょうどいいところにあったので、そのまま豊橋がスタート地点になります。
行程としては豊橋→名古屋→大阪上本町→天満橋→中之島駅。このルートだとJRを使わずに移動することができます。後ろ向きの展望席からの眺めや、ひのとりの最上級座席プレミアムシートの乗り心地を体験できたので楽しかったです。
四国一周
延期なってしまった岡山・松山公演ですが、自分はこの時期に夏休みを取っておりました。47都道府県全て踏破を目指しているのですが、高知県にはまだ行ったことがないため、いい機会なので高知まで行こうと考えていました。高知は本州とつながっている橋がないため、行きにくい場所で交通費が嵩みます。なんとかツアーの移動費と合わせて安く出来ないかと調べていたところ、ある切符を発見します。
「四国フリーきっぷ」
この切符、通常だと18000円ぐらいするのですが、JR四国ツアーから申し込むと9000円。しかも特急列車の自由席にも座ることが出来るので、普通列車の本数が少ないJR四国地域で大変使い勝手の良い切符になります。
この切符を使って高知まで行こうとしたときに、スタート地点は松山になるのですが、ルートは2つ。香川を抜けていく東回りルート、宇和島まで下って予土線を通っていく西回りルート。下灘も行きたい場所だったので、西回りルートで高知まで行って、そのまま高知空港から帰る予定でしたが、事態が急変します。当初チケットが取れていなかった浦安公演がツアー延期によって当たってしまったのです。
元々9/2-3にかけて高知に移動する予定だったのが、9/3の18時までに浦安市民会館に到着する必要が出てきました。元の予定では19時発の最終便で高知を離れる予定でしたが、高知空港の飛行機の時間を調べるとお昼台に飛ぶJAL便がない!そのため当初のスケジュールだと難しいことが判明します。西回りルートで全体の工程を見直して時間を早めることも考えましたが、ネックになるのは本数が少ない予土線です。1日4往復しか走っておらず終電も17時台と早く、他列車との接続も悪い。下灘・高知への観光を考えるとあまり現実的ではありません。
そこで、より距離はかかりますが東回りルートにすれば、特急列車が走っているため、接続もそこまで悪くなく高知県に入る事ができます。また、予土線を使って宇和島まで出れば、翌日10時台の下灘へ行ける列車にも乗ることが出来ます。そのため東回りルートを採用することにしたのですが、これはつまり1日で四国4県を通ることになるのです。
まず愛媛県 松山駅8:10発 いしづち10号で宇多津駅を目指します。
瀬戸内海の綺麗な景色とジェットコースターばりに揺れまくる予讃線を楽しみます。
香川県宇多津駅で10:40発 南風5号に乗り換えます。
途中、徳島県 阿波池田駅を通り日本三大暴れ川の吉野川や天然記念物である大歩危の車窓を見ることが出来ます。また阿波池田駅には、国鉄CTC発祥の地という石碑があります。
そして、高知県高知駅に到着です。
高知で有名なところといえば、このとさでん交通の路面電車にあるダイヤモンドクロッシングで、時間が合えば3本の電車がクロスすることが見ることが出来ます。
そして、高知城を観光し、いろめ市場で珍しいウツボやどろめ、クジラ肉をたべました。
これで四国四県巡ったことになるのですが、旅には続きがあります。翌日、下灘へ行くためには宇和島まで移動する必要があるのです。
高知駅15:49発あしずり7号で窪川駅を目指します。
窪川駅17:38発 宇和島行き最終の予土線に乗り換えて、20:15宇和島駅着となります。
予土線はJR四国内でダントツの赤字路線とあって、乗客は少なったですが、何人か乗り通している方がいましたね。ただ大半は沿線の学生が通学の足として使っているようでした。また、車窓からは沈む夕日に照らされる綺麗な四万十川を見ることが出来ます。
なお、宇和島駅では、松山行き20:17発特急宇和海との接続があるので、これに乗れば、本当に1日で一筆書きをすることができます(なんの目的かは分かりませんが。。。)
最後に
*Honey bunny*ツアーでやったことをまとめました。これ以外にも色々と小ネタはあるのですが、収集がつかなくなるので、印象深かったことを中心に取り上げました。今回、ツアー初日のチケットが取れず、2日目でやっと八王子の会場に足を踏み入れることが出来ると思ったら、延期になるという序盤から大きな出来事がありましたが、その影響で浦安公演には行けるようになりました。また、ツアー終盤ではまさかの台風で公演延期になり、ツアーが終わらないと本人も言っていて、長いツアーだったなと思います。それでもこうやって全国を巡れたのは良い体験でしたし、ライブ中ゆかりんの可愛さを存分に見ることが出来ました。来年のツアーも今から楽しみにしています。