【第0回】KUSANAGI Runs on DockerでGCPの無料枠にWordPressを構築しよう

IT

はじめに

このサイトを作ったはじめにも書きましたが、このサイトは現在、GCPの無料枠で、運用しています。
元の発端は、ドメインを無料で取得できることと、GCPが無料でインスタンスを作成できることを知った際にGCPを使ったことをなかったので、使ってみたいと思ったのと、いい機会だからサイトを立ち上げようと思ったことです。やはり、無料でサーバ、ドメインを運用できるのは、大きな魅力です。

しかし、GCPの無料枠は大変非力なスペック環境です。ApacheとPHPの構成なら動作することができるでしょうか、今どきのサイト運営としてはマニュアルでコードをメンテナンスするのは如何なものです。

そこで、WordPressを導入しようと思い、検索をするとGCPの無料枠でWordPressを構築した記事がいくつかヒットしましたので、こちらを参考に構築しました。

【第1回】GCPの無料枠でdev.toなみの爆速WordPress環境を構築する(爆速は正義)

https://www.karelie.net/free-fast-wordpress-site/

KUSANAGIとは

今回、KUSANAGI Runs on Dockerを利用しています。
KUSANAGIとは

超高速WordPress仮想マシン「KUSANAGI」(以下「KUSANAGI」)は、プライム・ストラテジー株式会社が開発・構成する、WordPressを高速に動作させるための仮想マシンおよびそのイメージです。WordPressの実行時間3ミリ秒台、秒間1000リクエストをページキャッシュ非使用で実現する世界最高速クラスのWordPress実行環境です。

https://kusanagi.tokyo/about/

高速なWordPress環境を提供する仮想マシンだそうです。WordPressが軽いソフトウェアではないですし、WebサーバやDBなど色々と周辺ミドルウェアも必要になりますが、この辺も提供してくれていますので、素早く環境を立ち上げることができます。

KUSANAGI RoDとは

超高速CMS実行環境「KUSANAGI」をDocker上で利用することにより、WordPress等のCMSを高速・セキュアに動作させることができます。

https://kusanagi.tokyo/cloud/kusanagi-runs-on-docker/

KUSANAGIをDocker環境で構築することができるToolという認識です。
Docker composeを使って複数のコンテナを制御できるので、ミドルウェアの影響を抑えつつかんたんに環境構築出来ます。

概要

参考元の記事では、KUSANAGI Runs on Docker(β版?)の標準PHPだと画像編集が出来ないということで、独自にPHPをコンパイルしてDocker Imageを作成していますが、PHPのバージョンが7.0と古いバージョンになっています。
PHPのサポートサイトで確認したところ、PHP7.0系のサポートはすでに終了しています。
(サポートが終了しているものを利用するのはセキュリティ上好ましくないです。)

PHP Supported Versions

https://www.php.net/supported-versions.php

私の環境でも、 標準のKUSANAGI Runs on Dockerを使って構築しましたが、画像編集ができないことを確認しました。また、 きめらさんが公開しているイメージを元に自分でPHP7.3系のイメージを作って使おうとしましたが、内部エラーの関係で、動作しませんでした。
どうしたものかと考えていたら、ちょうど KUSANAGI Runs on Docker の最新版がリリースされたと情報が入ったので、今回は、 KUSANAGI Runs on Docker Ver 1.0.1 を利用しました。その他は参考元と大きく違う点はありません。

KUSANAGI Runs on Docker バージョンアップ情報 1.0.1

https://kusanagi.tokyo/archives/5533/

環境概要

インフラ環境Google Cloud Platform
ドメインFreenom
CMSWordPress(KUSANAGI RoD)
CDNCloudflare

構築手順

詳しい構築手順については複数回に分けて記述していきます。
1ヶ月くらいかけて順次公開予定です。(セキュスペの試験前には書き終わりたい)

→完結しました。

注意点

私は、WordPressを使ったのは初めてですし、KUSANAGIに関しても初めて触ったので、不備が混じっている可能性があります。また、Cloudflare-GCP間については、SSL化出来ていないため、セキュリティ上リスクを抱えています。この辺は後日時間があれば追記したいと思います。

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